2017年 12月 06日
羽生、永世7冠達成! |
将棋の羽生善治棋聖が、昨日、鹿児島県指宿市で行われた「竜王戦」第5局を制し、4勝1敗で渡辺竜王を下してタイトルを奪取しました。




※87手で渡辺竜王が投了(NHKテレビ)
これにより、「永世竜王」の資格条件である通算7期を獲得し、将棋界7大タイトルのうち、ただ一つ未達成であった竜王の永世称号を得て、前人未到の「永世7冠」という偉業を成し遂げました。

※永世7冠達成!
一口に「永世7冠」と言っても、それはそれは大変な偉業で、竜王戦の前身である「永世九段」「永世十段」のタイトルを含めても、永世の称号を持つ棋士は、羽生自身も含めて過去に10人しかいません。
しかも、複数の永世称号の保持者となると羽生の他に3人だけであり、その数も大山康晴、中原誠の5冠が最高でしたので、いかに永世7冠が偉大な業績であるかがわかります。
今後二度と現れることがないであろう、まさに奇跡のような偉業です。
そもそも、将棋界においては、永世称号どころか、たった一つのタイトルを獲得することでさえ至難の業であり、それ以前にタイトル挑戦者になること自体が並大抵ではないのに、羽生はこの竜王戦の勝利で通算獲得タイトル数が99期となり、これまた前人未到の100期到達まであと1期と言うのですから、到底、現実のものとは思えない信じ難い数字ですね。

※通算獲得タイトル数99期!
竜王戦終了後の記者会見で、羽生は「まだまだ何もわかっていないというのが実情だと思う」と語っていますが、これは決して謙遜の気持ちから出た言葉などではなく、永世7冠達成者にして、心底、実感したことだと思いますね。

※記者会見で質問に答える。
将棋界は、藤井四段など若手棋士の活躍もあって、一大ブーム到来の感がありますが、それに羽生を筆頭にベテラン勢も加わることで、より一層の盛り上がりを見せることでしょうね。
by ikemoto04lp
| 2017-12-06 12:03
| 社会
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Comments(2)
永世7冠、通算99期、凄いですね。
非公式戦とはいえ、その羽生さんを破った藤井君も凄いね。
非公式戦とはいえ、その羽生さんを破った藤井君も凄いね。
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そうですね。羽生の記録を破るとすれば、藤井四段かもしれませんが、このまま将棋に精進して素直に成長してくれるといいのですがね。
ジャック・ニクラウスのメジャー優勝記録を確実に抜くと思われたあのタイガーでさえ真っ直ぐな道を歩めず、今の記録のままで終わりそうですからね。
ジャック・ニクラウスのメジャー優勝記録を確実に抜くと思われたあのタイガーでさえ真っ直ぐな道を歩めず、今の記録のままで終わりそうですからね。