2016年 09月 28日
「置いてきぼり」か「置いてけぼり」か? |
先日、テレビのある番組で『横須賀ストーリー』を聴く機会がありました。
『横須賀ストーリー』と言えば、むろん山口百恵の大ヒット曲ですが、その歌詞の3番はこうなっています。
一緒にいても 心だけ
ひとり勝手に 旅立つ人
私はいつも 置いてきぼり
あなたに今日は 聞きたいのです (後略)
ここでふと耳に引っかかった言葉が「置いてきぼり」です。
落語などでは「置いてけぼり」が普通なので、どこか妙な感じがするのですが、もちろんヒット曲の歌詞ですから、間違いを犯すはずがありません。
では、どちらが正しい使い方なのかと言うと、結論から言えば、どちらも誤用ではないようで、「置いてきぼり」は「置いてけぼり」が転じた言葉のようです。
私としては、言葉の意味からすると「置いてけぼり」を採りたいのですが、『横須賀ストーリー』の歌詞としては「置いてきぼり」がふさわしいように思えます。
by ikemoto04lp
| 2016-09-28 05:46
| 芸能・音楽
|
Trackback
|
Comments(2)
Commented
by
ikuohasegawa at 2016-09-30 08:12
おいてけぼり って言うと、江戸っ子のべらんめい口調に聞こえますね。
0
Commented
by
ikemoto04lp at 2016-09-30 09:02
そうですね。そんなニュアンスがあるので、百恵ちゃんの歌詞には似合わないのでしょうね。