2014年 12月 18日
『編集手帳』 |
今朝の『編集手帳』は、パキスタン北西部において、公立学校がイスラム武装勢力に襲撃された事件を取り上げていました。私も、昨日の1面報道を読んで、多くの子供たちが犠牲になったことに大変心が痛みました。
襲撃した「パキスタン・タリバン運動(TTP)」が如何なものかは知りませんし、ましてや、彼らの活動の拠り所とする「イスラム原理主義」の内容など知る由もありませんが、私には、彼らの行動が到底理解できません。
イスラム法は、女性の就学を認めていないそうで、女性教育を世界に訴えて、今年のノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんも、同勢力に銃撃されています。世界中が、マララさんの受賞を称賛した直後のこの時期に、受賞に水を差すような事件を起こしたことは、決して偶然とは思えません。
敢えて世界中の国々を敵に回そうとする行動原理の中に、仮に正義があるとしても、何の罪もない多くの子供たちを無差別に襲撃し、誇らしげに犯行声明を出すことが正義と呼べるのでしょうか。もし実行犯の中に彼らの子供がいたとして、彼らは何のためらいもなく銃を向けることができるのでしょうか。私には、そんな正義は正義でも何でもなく、何らの思想もない身勝手なエゴイズムとしか思えません。
『編集手帳』の冒頭は、【Slaughter】という英単語の引用で始まっていますが、その【Slaughter】の単語で思い出した映画があります。
同単語の入った『スローターハウス5』ではなく、『悪魔のいけにえ』という映画ですが、そこに出てきた殺人鬼が屠殺場(Slaughterhouse)で仕事をしている人間だったのです。有名な俳優は出ていませんが、かえってそれが真実味を増して、あまりの恐ろしさに数日夢にうなされたのを覚えています。
アメリカ同時多発テロの悪夢からようやく覚めやらんとしていたこの時期に、またイスラムに関連したこの事件で悪夢を呼び戻され、何ともやるせない思いです。
襲撃した「パキスタン・タリバン運動(TTP)」が如何なものかは知りませんし、ましてや、彼らの活動の拠り所とする「イスラム原理主義」の内容など知る由もありませんが、私には、彼らの行動が到底理解できません。
イスラム法は、女性の就学を認めていないそうで、女性教育を世界に訴えて、今年のノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんも、同勢力に銃撃されています。世界中が、マララさんの受賞を称賛した直後のこの時期に、受賞に水を差すような事件を起こしたことは、決して偶然とは思えません。
敢えて世界中の国々を敵に回そうとする行動原理の中に、仮に正義があるとしても、何の罪もない多くの子供たちを無差別に襲撃し、誇らしげに犯行声明を出すことが正義と呼べるのでしょうか。もし実行犯の中に彼らの子供がいたとして、彼らは何のためらいもなく銃を向けることができるのでしょうか。私には、そんな正義は正義でも何でもなく、何らの思想もない身勝手なエゴイズムとしか思えません。
同単語の入った『スローターハウス5』ではなく、『悪魔のいけにえ』という映画ですが、そこに出てきた殺人鬼が屠殺場(Slaughterhouse)で仕事をしている人間だったのです。有名な俳優は出ていませんが、かえってそれが真実味を増して、あまりの恐ろしさに数日夢にうなされたのを覚えています。
アメリカ同時多発テロの悪夢からようやく覚めやらんとしていたこの時期に、またイスラムに関連したこの事件で悪夢を呼び戻され、何ともやるせない思いです。
by ikemoto04lp
| 2014-12-18 10:38
| 国際
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Comments(2)
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ikuohasegawa at 2014-12-18 17:32
そのとおりだと思いますが、コメントしにくい。
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ikemoto04lp at 2014-12-18 18:24
「そのとおりだと思いますが」のコメントで十分です。