2017年 10月 08日
西友 改装オープン |
5日、長らく改装工事を行っていた近所のスーパー西友がリニューアルオープンしましたので、早速出かけてきました。
オープン時間を10分ほど過ぎたところで店に向かったのですが、店の前にはまだまだ長い行列ができていて、早速、最後尾に並んだのですが、整理の担当者に訊くと、その列は日替わりの目玉商品目当ての客列とわかって、私は列を離れてさっさと店内に入りました。
※改装オープン初日とあって長い列ができています。
行列は店の外だけかと思ったらとんでもない、店内のメイン通路にも折り返し二重の長い人列ができていて、係の店員さんが売場への入場制限を行っていました。
ようやく売場に入ったものの、狭い売場内通路は客同士のすれ違いさえままならず、おちおち商品探しもできません。
おまけに、レジの前にはこれまた長い行列ができていましたので、買おうと思っていた商品探しもあきらめ、店内をグルッと一回りして早々に店を出ました。
まあ、歩いて100mほどしか離れていませんので、いつでもすぐに来られますからね。
いやはや、大変な混雑ぶりでしたが、思わずサラリーマン時代、自社の開店で味わったあの賑わいを思い出しましたね。
ただ、私が経験した高度成長期の数多くの開店とは混雑ぶりこそ同じですが、売場の様子は大きく様変わりしています。
店内を巡っていてすぐに気づきましたが、いわゆる直営売場というものが見当たらないのです。
昔はどの企業も、店舗レイアウトは直営部門とテナント部門に明確にゾーン分けされていたのですが、この店の今度の改装では、フロア全体が有力テナント群で埋め尽くされているのです。
時代の流れでしょうね、こんなところにもGMS(ゼネラル・マーチャンダイズ・ストア)の衰退ぶりが如実に表れています。
※よく見ると、直営売場の案内表示はありません。
業態こそ違え、同じ衣料品や住居関連品を販売し、「時流対応業」を標榜していたGMSですが、実際には、時代変化に伴う顧客要望に対応しきれず、売場はカテゴリーキラーに次々に奪われていくという具合で、むしろ時流に取り残されてしまった感があります。
今や、直営部門で生き残っているのは食品だけというように、業態的にもSM(スーパーマーケット)と化してしまったように思われます。
衣料品や住居関連品について言えば、もはや小売業としての体をなしておらず、デベロッパー事業に転換したのかとさえ思ってしまいます。
サラリーマン時代を流通業で過ごした私にとっては、一抹の寂しさを感じるものであります。
by ikemoto04lp
| 2017-10-08 07:43
| 生活
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Comments(2)
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ikuohasegawa at 2017-10-09 07:39
右肩上がりの恩恵をこうむってきたと、しみじみ思いますね。。
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ikemoto04lp at 2017-10-09 09:57
まったくその通りですね。
流通業界における業態変革は想像もつかない形で常に進化しているようで、その意味では、GMSは高度成長期に咲いたあだ花だったのかもしれませんね。
流通業界における業態変革は想像もつかない形で常に進化しているようで、その意味では、GMSは高度成長期に咲いたあだ花だったのかもしれませんね。