2017年 03月 09日
宅配業界の苦悩 |
昨日の読売紙は、インターネット通販の拡大による影響で、商品を配送する宅配業界の人材確保が限界に来ていることを伝えていました。
※8日付の読売紙の記事
ヤマト運輸は、2013年からアマゾンの配送を独占的に扱っているそうですが、その結果として、扱い荷物量が過去最多となったため、ドライバーも約2500人増員して対応したにもかかわらずまったく追いついていないのが実情で、いきおい外部業者への委託費用がかさんで、2017年3月期決算では利益は逆に減る見込みなのだそうです。
ということで、今後、宅配料の値上げを検討してドライバーの処遇改善を図りたいとしています。
先だっての『ガイアの夜明け』でも「その“便利”、必要ですか?」と題して宅配業界の深刻な実情を取り上げていました。
※ヤフー画像より
番組の内容は次のようなものです。
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拡大するネット通販の一方で、商品を配達するドライバーは長時間勤務に……。
『便利』を裏で支える人たちの、深刻な悩み。
果たして……。『便利』はどこまで必要なのか?
神奈川労連に元ヤマト運輸の社員がやってきた。男性は16年間宅急便ドライバーとして勤務し、去年退職。
男性は、勤務時代に残業80時間以上が5ヶ月連続して発生していたことを確認。そのための相談に来ていた。
それから横浜地方裁判所の前に男性の姿が……。
弁護士を立ててヤマト運輸側と協議するためだが、解決しない場合裁判となる。
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このように、長時間勤務と未払い残業代が社会的な問題となっているヤマト運輸ですが、先日我が家に配達に来たヤマトのドライバーに、このことが気になって、つい訊いてみましたが、やはり、勤務時間数は確実に増えており、しかもサービス残業となっている時間も決して少なくないことを正直に吐露していました。
個人的感想ですが、ヤマトのドライバーさんは皆さん親切な応対で仕事も丁寧だといつも感心しているので、長時間勤務については諦めたように話すその様子に同情を禁じえなかったですね。
by ikemoto04lp
| 2017-03-09 08:20
| 社会
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Comments(2)
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ikuohasegawa at 2017-03-10 12:23
朝のうちに本をアマゾンでポチっとすると、その日の夜9時前にピンポーンと来ます。
いくら当日配達はでも自慢でも、そんな時間に届いてもその日は読まない。翌日で十分なのですがねえ。
反省したので、早朝の発注は控えます。
いくら当日配達はでも自慢でも、そんな時間に届いてもその日は読まない。翌日で十分なのですがねえ。
反省したので、早朝の発注は控えます。
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ikemoto04lp at 2017-03-10 20:26
我が家の場合、ヤマトさんは当日配送のものでも夕方にはやって来ます。
翌日配送のものは、必ず9時半までには来ますね。
翌日配送のものは、必ず9時半までには来ますね。