2017年 03月 01日
新手の詐欺メール |
今朝のNHKテレビは、昨夏頃より、有料動画閲覧履歴に基づき料金を請求する詐欺メールが急増しており、被害額も多大なものになっているため、消費者庁が注意を呼びかけているというニュースを流していました。
昨夏以来、こうした詐欺メールの被害に実際に遭う方が相当の数に上り、件数にして617件、金額にして1億9000万円になるというのですから驚きます。
※被害の大きさにびっくりです。
どうして、こんな単純な詐欺にひっかかるのかと不思議でなりませんが、実は、私のところへも昨日、同じようなメールが来ました。
しばらく来ていなかったのですが、来ないとなると何か物足りない感じがします。
今度のは、文章表現力がかなり向上しており、これでは被害に遭うのも仕方のないことかと思われるほどのレベルです。
文面はかつてないほどの長文で、妙な句読点や記号もなく、内容もよく理解できるもので、ついうっかり対応してしまいそうになります。
それでも、細かく見ていくとおかしなところはいくらでもあります。
「滞納常習者」と言われても、その手の関連請求書は一度も受け取っていませんし、第一、金額設定がまずいですよ。いくらなんでも98万円じゃあね。
※「逃れる」はないでしょ。
「解約申請」という言葉もおかしな表現で、契約・解約は申請で行うものではないですからね。
そもそも、契約書自体も存在していませんので、解約のしようがありません。
それに、解約申請によって支払いを逃れるとありますが、これは免れるであることは言うまでもありません。
よおく考えれば、申請によって支払い義務のある全額が免除されるなんて、そんなうまい話には必ず落とし穴があるのですが、うまい話に弱いのは人情でもありますからね。
「うまい話」というのは、詐欺グループにとってであって、決してわれわれにとってということではないことを肝に銘じておきたいですね。
by ikemoto04lp
| 2017-03-01 10:45
| 社会
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Comments(2)
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ikuohasegawa at 2017-03-02 06:18
肝に銘じました。
うちにも来ないかなあ。
うちにも来ないかなあ。
0
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ikemoto04lp at 2017-03-02 07:08
以前あった「ワンクリック詐欺」をより高度にしたもののようですね。
そちら方面に関わりのないは氏には、残念ながらこの手のメールは届かないでしょうね。
そちら方面に関わりのないは氏には、残念ながらこの手のメールは届かないでしょうね。