2017年 02月 16日
「セルフ・ネグレクト」 |
先日、NHKの朝のニュースを見ていて考えさせられました。
ニュースの中で耳慣れない言葉を聞いたのですが、それは「セルフ・ネグレクト」という言葉です。
朝日新聞は「セルフ・ネグレクト」を次のように解説しています。
「飲食や体調管理、最低限の衛生状態の保持、金銭の管理などの行為をしない、あるいは、する能力がないため、安全や健康が脅かされる状態。
本人の意思による場合と、認知症などで判断力が低下する場合の両方を含むとする。認知症の人は主に地域で暮らす軽い症状の人を想定。
10年ほど前から医療・福祉の分野で研究テーマになっている」
※NHKテレビより
最近よく聞くいわゆる「ゴミ屋敷」などは、このセルフ・ネグレクトの典型なのだそうですが、では、どうしてこういうことが起きるのかと言えば、解説にもあるように、認知症によるものは別として、本人の意思によるものがあると言うのですから驚きます。
「そんなばかな!」と思うのですが、本人の意思と言っても何もそう強い意思というのではなく、ちょっとした思いがきっかけでそうなるそうで、なかなか自分ではそれと気づかないまま危険な状態に進んでいくそうですから、やっかいな症状なんですね。
「ゴミ屋敷」なら、仮に周囲に迷惑がられても自らの命の危険ということまでに及ぶことはないでしょうが、飲食のこととなると、直接的に生死に関わってくるはずなのになぜそうなるのでしょうか。意思が本能を凌駕するということなのでしょうか。
そう言えば、飽食時代の現代にあっては考えられないことですが、時折、「餓死」による孤独死というニュースを聞きますね。
※ちょっとしたきっかけで・・・
翻ってわが身を振り返るとき、果たして少しも思い当たる節がないかと言えば、いささか自信を無くしそうなので、これからはせいぜい気をつけるようにしたいと思います。
by ikemoto04lp
| 2017-02-16 08:55
| 社会
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Comments(2)
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ikuohasegawa at 2017-02-16 10:31
社会との係わりを、できる限り維持していきたいと思います。
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ikemoto04lp at 2017-02-17 08:01
は氏の場合は大丈夫でしょうが、「社会」の文字を逆さまにして、もうひと働きしていただくと助かるのですが・・・。