2017年 02月 02日
FM-8 |
昨日の読売紙のくらし面は、富士通が1981年に発売したパソコン「FM-8」を特集で取り上げていました。
※読売紙の紙面
この「FM-8」については、忘れられない思い出があります。
私が名古屋の企業に就職して7年目に発売された「FM-8」ですが、コンピューター専門部署でもない私の所属する一般部署がいち早く導入したのです。
私が入社した当時は、社内の情報処理は中大型コンピューターによるのが主流で、フォートランやコボルといった特殊なプログラミング言語を扱う専門プログラマーが必要な時代だったのですが、この頃から、いわゆる「マイコン」とか「パソコン」と呼ばれた小型のデスクトップ型コンピューターがようやく普及し始めました。
こういったパーソナルコンピューターは、特殊プログラミング言語を使う必要はなく、簡易言語の「ベーシック」を用いることができましたので、誰でもすぐに馴染めましたが、それでも、現在ある「ウィンドウズ」のような「OS」や多様なアプリケーションソフトなどはありませんでしたので、自分でプログラミングしなければなりませんでした。
ということで、私も大したソフトは作れませんでしたので、仕事の合理化に役立ったなどとは到底言えないでしょうね。
ハード的にも、処理速度や記憶容量(RAMは128Kバイトで、保存媒体は外付け)など、今思うと「FM-8」はオモチャのようなものでしたが、それでも、プリンターと外部記憶装置を含めて100万円以上の費用がかかったのですから、現在ではとても信じられないことです。
それだけコンピューター開発の速度が日進月歩だということなのでしょうね。
by ikemoto04lp
| 2017-02-02 09:59
| 社会
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Comments(2)
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ikuohasegawa at 2017-02-03 09:13
もう少し後の時代にPCに触れましたが、用途はほとんどワープロでした。懐かしい。
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ikemoto04lp at 2017-02-03 19:53
今は「OS」が確立されていますから、楽ですよね。
パソコン性能も信じられない程の進歩ですもんね。
パソコン性能も信じられない程の進歩ですもんね。