2016年 09月 24日
熊本・鹿児島旅行 初日 |
一昨日より二泊三日の熊本・鹿児島の旅に出ていて、今夕羽田に帰り着きました。
熊本・鹿児島旅行の初日は熊本宿泊ですが、熊本へは、今年で早くも6年連続の訪問となりました。
既にあちこちの名所を巡っているのですが、今年は「通潤橋」へ行き、時間があれば宮崎の「高千穂峡」まで足を延ばしてみることにしました。
午前8時10分の飛行機で羽田を発ち、ちょうど2時間後の10時10分に熊本空港に降り立ちました。
※熊本空港も雨
熊本空港に着いて早速、予約していたレンタカーで「通潤橋」に向かい、おおよそ1時間ほどで現地に到着しました。
「通潤橋」の放水は、通常、土日祝日の正午から行われるのですが、この日は祝日でもあり、時間も頃合いと大いに期待していました。
ところが、結局、放水は行われなかったのです。なぜかと思って、近くにいた駐車場整理係りの方に訊いたところ、先の震災の影響で送水管が壊れて水漏れするので、震災発生以降、放水はずっと行われていないとのことで、再開のメドも立っていないようでした。
※前を流れる川にはたくさんの彼岸花
「通潤橋」を観終っても時間には相当の余裕がありましたので、多少落胆した気持ちを抑えて、次に「高千穂峡」に向かいました。
「高千穂峡」も「通潤橋」からはそう遠くはなく、約1時間ほどで到着しました。
現地に着いてみて驚きました。
ここでも震災の爪痕があちこちに残っていて、おおよそ私の記憶の中にある観光地としての装いとは程遠いものとなっていました。
以前訪れたときは河原沿いの遊歩道を歩くことができたのですが、その遊歩道はところどころ寸断されていて、いったん車道まで大きく迂回しなくては進めないという状況でした。
「高千穂峡」に来たら、ボートに乗って川から峡谷の景色を楽しむというのが最大の醍醐味ですが、この日は増水のため、ボートは貸出中止となっていました。
※玉垂れの滝
震災のあの日から既に5ヶ月が過ぎた今でもあちこちにブルーシート屋根のお宅があり、痛々しい姿を晒している「通潤橋」や「高千穂峡」を眺めていると、見ているこちらまで悲しい気分になってきましたが、ようやくその気持ちを抑えて、この日の宿泊地熊本市内に向かいました。
ホテルに着いて、一休みした後、いつものママさんのお店で夕食を摂りました。
このお店は5年連続の訪問ですが、ママさんの話によると、震災当時、店内は棚の酒瓶がすべて落下して割れ、床は酒浸しとなって手の付けようがなかったそうです。
地震発生以後、何度もお店やママさんに電話を入れたのですが、まったく通じませんでした。この日、その理由がやっとわかりました。
ママさんも、直接、震災のせいというわけではないでしょうが、80日間の入院をされていたそうで、営業を再開したのはつい4~5日前からとのことでした。
この日も、本当は休みの予定だったところ、事前に電話(やっと通じたのです)をかけていた私とカミさんのためにわざわざ店を開けてくださったのです。
お店は、見た目には外も内も昨年と全く変わらない様子だけに、ママさんの話がまるで作り話のように聞こえますが、史上最大級の地震が当地を2回も襲ったというのは厳然たる事実です。私たちはそれを心配こそすれ、実感できないでいただけなんですね。
ママさんのご自宅の年代物の家具もすべて壊れて、トラック3台分のゴミとなったそうですが、とにもかくにも、ママさん本人の無事な姿を見てカミさん共々ホッとしたのでした。
※震災に遭ったなどと、幻を見せられる思いです。
※郷土料理の「だご汁」(これは抜群に美味い!)
by ikemoto04lp
| 2016-09-24 22:48
| 旅
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Comments(2)
Commented
by
ikuohasegawa at 2016-09-25 05:20
馬刺しは本当に美味そう。
ごだ汁って、サツマイモ、なす、スイトンのようなものが見えますが・・・。
私、トン汁、けんちんなど汁系のものが好きなので気になります。
ごだ汁って、サツマイモ、なす、スイトンのようなものが見えますが・・・。
私、トン汁、けんちんなど汁系のものが好きなので気になります。
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by
ikemoto04lp at 2016-09-25 12:28