2016年 03月 04日
『ふくしま食べる通信』 |
先日、私の母校(高校)野球部OBのママさんであるKさんからメールをいただきました。
何かと思ったら、野球部の元選手に関係する方がテレビ東京の『ガイアの夜明け』に出るので観てほしいとのことでした。
今月1日に放送されたその番組は、「シリーズ『復興への道』第19章 福島の明日につなぐ」と題し、番組後半において、福島の将来を担う高校生の若者たちが、ふるさと復興にどのような形で携わっていくべきかを具体的かつ真摯に考えた末に立ち上がった姿を紹介しています。
一昨年、一人の地元女子高生が、若い起業家を支援・育成する社団法人「あすびと福島」の勉強会に参加し、その後、仲間とともに『ふくしま食べる通信』という情報誌を創り、県内の農産物を同梱して全国へ宅配するという事業を立ち上げました。
地元高校生が立ち上げたこのサービスは昨年の春に始まりましたが、情報誌の定期購読料は1回当り2500円で年4回発行、旬の地元野菜を同梱して宅配するというものです。
特徴は、高校生自らが作る情報誌ということで、届ける農産物についても生産者へ直接取材を行い、農家の作物に対するこだわりや苦労などを詳しくレポートしています。
番組は、昨年の秋号で届ける農産物として選んだ福島県・天栄村の〝ヤーコン〟という作物の取材のため産地の天栄村に向かう高校生の姿や彼らが自ら作るいろいろな試作料理メニューを紹介しており、 最後に今年2月、江口洋介が彼らの高校を訪れ、インタビューをした後に「大人たちの想いが、次の世代にも伝わっているのだと、嬉しくなりました。番組は、これからも福島を見つめていきます」と感想を述べるところで終わっています。
番組を観終わって思いましたが、日頃、私たちは福島の一刻も早い復興を願っていると口では言いながら、それとは裏腹の行動をとってはいないかと・・・。
買い物に行っても、福島の生産物と聞くと、品質検査が徹底されていることを承知しているにも拘らず、風評に流されてしまうのか、無意識に敬遠しています。
実にもってそういう自分が情けなく、ただただ恥じ入るばかりです。
震災から既に5年も経過しようとしているのに、今なお風評被害に苦しむ生産農家がある福島の現実を見ますと、私たちとしても、安易に風評に流されないためにも、福島の真の姿を知ろうとする努力をもっともっとしなければならないという思いがします。
by ikemoto04lp
| 2016-03-04 07:07
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Comments(2)
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ikuohasegawa at 2016-03-04 07:54
福島の一刻も早い復興を願っています。この回も見ました。
江口洋介の小芝居演出以外、ガイヤの夜明けはお気に入りです。
録画して、ほぼ毎週見ています。
江口洋介の小芝居演出以外、ガイヤの夜明けはお気に入りです。
録画して、ほぼ毎週見ています。
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ikemoto04lp at 2016-03-05 09:01
役所広司と蟹江敬三の頃は好きでよく観ていたのですが、最近はほとんど観ません。仕事を離れたせいでしょうが、最近は9時過ぎには床に着きますんでね。
社団法人「あすびと福島」の代表半谷(はんがい)氏は、南相馬市出身の元東電マンだそうで、震災当時は既に退職されていましたが、加害者側の人間でもあり被害者でもあるというご自身の立場から、次代の故郷復興を担う若い企業家を資金面で支援し、育成するという活動に尽力されています。
社団法人「あすびと福島」の代表半谷(はんがい)氏は、南相馬市出身の元東電マンだそうで、震災当時は既に退職されていましたが、加害者側の人間でもあり被害者でもあるというご自身の立場から、次代の故郷復興を担う若い企業家を資金面で支援し、育成するという活動に尽力されています。