2015年 12月 21日
「三毛別羆事件」 |
先日、テレビで『激動!世紀の大事件』という特番を観ました。
その中に、私が昔から興味を抱いていた「三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)」が取り上げられていました。
「三毛別羆事件」とは、今から100年前の1915年12月9日から14日にかけて北海道苫前村三毛別六線沢で発生したクマの獣害(じゅうがい)としては史上最大の被害を出した事件のことです。
冬眠するための穴を見つけられなかった巨大なヒグマ(穴持たずと言うらしいです)が数回にわたって民家を襲い、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負ったというものです。
事件の様子は、記録文学の第一人者吉村昭の『羆嵐』でも詳しく紹介されており、氏の臨場感あふれる迫真の筆致で、巨大羆に襲われた人たちの恐怖が読む者にもひしひしと伝わってきます。
番組の中で、事件を長年にわたり調査して著書にまとめた木村盛武氏が事件の様子を解説していましたが、その著書『慟哭の谷』にも事件の経緯が詳細に紹介されており、改めて読み返しては、忘れ去られようとする遠い昔に起こった悲劇に思いを馳せてみるのです。
※解説する木村氏
その中に、私が昔から興味を抱いていた「三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)」が取り上げられていました。
「三毛別羆事件」とは、今から100年前の1915年12月9日から14日にかけて北海道苫前村三毛別六線沢で発生したクマの獣害(じゅうがい)としては史上最大の被害を出した事件のことです。
冬眠するための穴を見つけられなかった巨大なヒグマ(穴持たずと言うらしいです)が数回にわたって民家を襲い、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負ったというものです。
事件の様子は、記録文学の第一人者吉村昭の『羆嵐』でも詳しく紹介されており、氏の臨場感あふれる迫真の筆致で、巨大羆に襲われた人たちの恐怖が読む者にもひしひしと伝わってきます。
※事件の様子を復元した現場
番組の中で、事件を長年にわたり調査して著書にまとめた木村盛武氏が事件の様子を解説していましたが、その著書『慟哭の谷』にも事件の経緯が詳細に紹介されており、改めて読み返しては、忘れ去られようとする遠い昔に起こった悲劇に思いを馳せてみるのです。
※著書『慟哭の谷』
by ikemoto04lp
| 2015-12-21 06:48
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Comments(4)
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ikuohasegawa at 2015-12-21 08:23
『慟哭の谷』は知りませんでしたが、吉村昭の『羆嵐』は読みました。
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あさい旋風
at 2015-12-21 12:14
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熊による被害というと、福岡大ワンゲル部羆襲撃事件も思い出します
襲われた人は本当に怖かったでしょうね
襲われた人は本当に怖かったでしょうね
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ikemoto04lp at 2015-12-21 21:08
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ikemoto04lp at 2015-12-21 21:21