2015年 01月 22日
イスラム国 |
20日午後、テレビの相撲観戦中に突然流れ出した画面に、眼がくぎ付けとなりました。
昨日は、気持ちをよそに向けて他の話題をブログにしましたが、どうにも気になってしょうがなく、書かずにはいられなくなりました。
イスラム問題については全くの素人で、聞きかじりの知識しか持ち合わせませんが、それでも私なりに考えさせられることがいろいろとあります。
先だっての「TTP」による学校襲撃事件もそうですが、今回の「イスラム国」による日本人拘束事件には、いまだかつてない大きな衝撃を受けました。日本人が関係しているということで、身近な問題としてより深刻さが増したのだと思いますが、思わず、「自分がああいう立場に置かれたら、どんな気持ちになるんだろうか?」という突拍子もないことを考えてしまいました。
昨日の新聞に、各地でテロを繰り返しているイスラム過激派組織の記事がありました。
同じイスラムの教義に基づきながらも、宗派が分かれると行動原理も違ってくるようで、各組織が行動を共にするということはなく、むしろ敵対視することの方が多いようです。
「イスラム国」は少数派のスンニ派で、あのフセイン独裁政権もこの宗派に属していました。皮肉にも、独裁政権時代は、政権により抑え込まれていた過激な活動ですが、フセイン政権が倒れた後、新たに最大宗派のシーア派政権に代わった頃から表面化してきたようです。
今回、「イスラム国」は、日本人二人を人質として身代金を要求してきていますが、その理由として「我々の女や子供を殺し、イスラム教徒の家を破壊するための資金を提供した」からだと、見当違いも甚だしい勝手な言い方をしています。
日本は、立場上、身代金要求には応じられず、あくまで交渉による解決を目指して「イスラム国」との接触の機会を探っていますが、仮に交渉の場が設けられたとして、安倍首相の言う「地域の平和と安定のための支援金である」という、私たちには至極当然と思える論理が果たして相手に通じるものか、疑問に思います。
いずれにしても、身代金の支払期限が明日に迫り、イライラ感が募る一方ですが、お二人の無事の帰還と、そのために一刻でも早く交渉接点が見いだされることを願うばかりです。
昨日は、気持ちをよそに向けて他の話題をブログにしましたが、どうにも気になってしょうがなく、書かずにはいられなくなりました。
イスラム問題については全くの素人で、聞きかじりの知識しか持ち合わせませんが、それでも私なりに考えさせられることがいろいろとあります。
先だっての「TTP」による学校襲撃事件もそうですが、今回の「イスラム国」による日本人拘束事件には、いまだかつてない大きな衝撃を受けました。日本人が関係しているということで、身近な問題としてより深刻さが増したのだと思いますが、思わず、「自分がああいう立場に置かれたら、どんな気持ちになるんだろうか?」という突拍子もないことを考えてしまいました。
昨日の新聞に、各地でテロを繰り返しているイスラム過激派組織の記事がありました。
同じイスラムの教義に基づきながらも、宗派が分かれると行動原理も違ってくるようで、各組織が行動を共にするということはなく、むしろ敵対視することの方が多いようです。
「イスラム国」は少数派のスンニ派で、あのフセイン独裁政権もこの宗派に属していました。皮肉にも、独裁政権時代は、政権により抑え込まれていた過激な活動ですが、フセイン政権が倒れた後、新たに最大宗派のシーア派政権に代わった頃から表面化してきたようです。
日本は、立場上、身代金要求には応じられず、あくまで交渉による解決を目指して「イスラム国」との接触の機会を探っていますが、仮に交渉の場が設けられたとして、安倍首相の言う「地域の平和と安定のための支援金である」という、私たちには至極当然と思える論理が果たして相手に通じるものか、疑問に思います。
いずれにしても、身代金の支払期限が明日に迫り、イライラ感が募る一方ですが、お二人の無事の帰還と、そのために一刻でも早く交渉接点が見いだされることを願うばかりです。
by ikemoto04lp
| 2015-01-22 14:40
| 国際
|
Trackback
|
Comments(2)
Commented
by
ikuohasegawa at 2015-01-22 16:49
願いは、同じです。
0
Commented
by
ikemoto04lp at 2015-01-22 20:46
そうですね、日本中の皆さんの願いですよね。
拘束された後藤さんは、現地における身の危険を自覚していて、「自分の身に何が起こっても、全て自分の責任である」と語って出かけていますが、それを単純に迂闊な行動と責めることはできません。政府としても、後藤さんの言葉を真に受けて、何もしないというわけにはいきませんものね。
拘束された後藤さんは、現地における身の危険を自覚していて、「自分の身に何が起こっても、全て自分の責任である」と語って出かけていますが、それを単純に迂闊な行動と責めることはできません。政府としても、後藤さんの言葉を真に受けて、何もしないというわけにはいきませんものね。